塩と砂糖

2月 26th 2014 · Read More ·

まだ、新婚だったころの話

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嫁「ね~あなたって物を見てすぐに何かわかる?」

俺「唐突に言われても物によるんじゃない」

嫁「そーぉ、昨日ね、友達と料理の話をしたら、砂糖と塩を間違えて入れったって話になったの、その時は、私も友達に合わせてゲラゲラ笑ってただけだったけど、今日、マジマジと砂糖と塩を見たけど、違いがわからないの」

俺「そりゃ、両方とも白いからな」

嫁「どうやったら見分けられると思う?」

俺「ん~砂糖の方が気持ち固まってない?塩の方が四角っぽい感じがするけど」

嫁「え~分かんないよ、もっと分かりやすく違いが分かる方法はないの?」

俺「いやいや、俺だって料理得意じゃないからさ、義母さんに聞いてみたら」

嫁「そうするよ」

俺「なめてみるのが一番だけど、いつもいつもじゃね」

嫁「そうなのよ、ちょっと電話する」

それから数分後

嫁「ママに怒られた。そんな事も分からないのかーーーー!って、だから教えてって言ってるのに・・・・」

俺「まっ直ぐに気づけばどうにかなるんじゃない」

嫁「ダメだよ、塩分とか糖分は取り過ぎると高血圧とか糖尿とかになるんだから。あなたに変な病気にでもなられたら、私どうすればいいの!!!」

俺「ん、今のってちょっとした愛の告白?」

嫁「うるさーーーーい」

そのまま、嫁はキッチンに籠りました。

はずかしい。



朝ごはん

2月 13th 2014 · Read More ·

それは、朝の忙しいときの嫁との会話でした。

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嫁「ね~今日のお昼何食べるの?」俺「いや、朝に昼のごはんなんて決めてないよ」

嫁「そーなんだ、じゃ、朝ごはんはなんでも大丈夫だね」

俺「なんでそんな事聞くの?」

嫁「いやね、あんたこれからシャワーでしょ、その間にごはん作るんだけど、今日は、私がお昼お母さんとランチじゃない、被らないものにしようかと思って」

俺「あ~そうか、なんか、カーちゃんが嫁を借りるって言ってたの今日か、どこ行くの?」

嫁「よくわかんなけど、1800円のバイキングらしいよ、だから、朝どうしようかと思って」

俺「なんでもいいよ、パンでも焼けば」

嫁「でも、バイキングだよ、パンはあるでしょ、だから、被らないものにしたいの」

俺「そんな事言ったら、なんでもあるから朝つくれないぞ」

嫁「だから、なんかないかと思ってるんじゃない、主婦のそーいう悩みに疎いんだから」

俺「どーでもいいけど、俺、シャワー浴びたらすぐ行きたいからね」

嫁「わかったよ、すぐ出来てちゃちゃっと食べれるものにするよ」

不安しかなかったが、とりあえずシャワーを浴びて出てくると、食卓には、「お好み焼き」ができていました。

俺「えっお好み焼き?俺関西人じゃないよ」

嫁「大丈夫、お昼と被らないから」

それは、お前だけの問題で俺関係ないじゃん。
でも、お好み焼きは、おいしいぞ!



法事

1月 21th 2014 · Read More ·

明日は、叔父の3回忌、嫁は慌てていた。

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嫁「ね~明日って何もっていけばいいの?」俺「いや、特にはないんじゃない、数珠くらいでいいはずだよ」

嫁「数珠?そんなのあるの?」

俺「だって、叔父さんの葬式の時持ってたじゃん、あるよ」

嫁「記憶にないよ、どうしよう、買ってこようかな」

俺「えっそんな状態だと、服はどうするの?」

嫁「服?」

俺「そうだよ、俺は、紺のスーツで行くよ」

嫁「私だって、去年買ったスーツで行くよ」

俺「でも、あれってサーモンピンクじゃなかった?」

嫁「あっそうだ、きれい目の色がいいって買ったんだ」

俺「流石にピンクは、まずいでしょ」

嫁「そうだね、昔来てた紺のがあるからそれにする」

俺「一応、来てみれば、明日、バタバタするのいやでしょ」

嫁「そーする」

嫁は、タンスとクローゼットをバタバタと探しに行きました。

一時間後

嫁「はー、はー疲れた、あったよ」

俺「着れそう?」

嫁「大丈夫、まだ、いける」

俺「よかったじゃん、後は、数珠だね」

嫁「数珠、そうだ、数珠だ、どこやったかな?」

俺「俺のは、会社でも使うから持ってるよ」

嫁「ずる~い自分だけ、私はどうすればいいの?」

俺「どうでもいいけど、そのスーツのポケットの膨らみは何?」

嫁「あっ、こんなとこに数珠が、えっこれクリーニング出してないの????」

俺「いいんじゃない、汚くないし、そのままでも」

翌日、嫁は、誰よりも長く焼香をしていた、聞いたところ、叔父さんに汚いスーツでごめんなさいと誤っていたそうです。



野球

1月 10th 2014 · Read More ·

ある夕食の会話

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嫁「ね~、あんたって昔野球やってたよね」

俺「うん、小学校の時にリトルリーグにいたからね」

嫁「今度、ねーちゃんのトコの子がその何とかリーグにでるらしいから、応援に来いっていわれたんだけど、ルールわかんないんだよね、教えて」

俺「えっルールって言ったって、別に全部覚える必要ないだろ、見方みたいなもんでいいだろ」

嫁「それで、見て楽しめるの?」

俺「知らんがな、楽しい、楽しくないは、お前の問題だろ。教えられるのは、どっちが攻撃でどっちが守備とか簡単なものだよ」

嫁「ん~イメージ的は、アメリカの野球みたいに盛り上がれるイメージなんだけど、ルールわかんなくてもできるの?」

俺「いや、リトルリーグでメジャーなみの盛り上がりは、無理じゃね?」

嫁「それじゃ、花火上がったり、音楽流れたり、オーロラビジョンないの?」

俺「いやいや、まず、場所どこでやるの?」

嫁「近くの小学校のグランドだよ」

俺「小学校にオーロラビジョンないでしょ。花火あげたらご近所迷惑でしょ。」

嫁「え~~~、楽しみにしてたのに、ウェーブとかしたかった」

俺「リトルリーグは、自分の子供とか知ってる子とかチームとか身近な子が出ているから、行けば盛り上がれるよ。だいたい、子供よりも親の方が盛り上がってるから」

嫁「でも、ねーちゃんには、ビデオ撮ってとか言われてるんだけど、どう思う」

俺「ま~ビデオ担当だとあんまり盛り上がっちゃうとぶれたりするからな、感情移入なしで見た方がいいんじゃないの」

嫁「しょうがない、我慢してカメラマンに徹するよ」

後日、嫁の撮った動画を見ましたが、絶叫する嫁の声とブレル画面にちょっと酔ってしまった。